初心者オススメ!三田市の名峰 有馬富士登山に行ってきた!!

初心者オススメ!三田市の名峰 有馬富士登山に行ってきた!!

ここは日本、兵庫県は三田市。盆地という土地性もあり、夏は暑く冬は寒い。町は静かだが、欲しいものは大体揃っている。この町が好きだ。やっと。やっと三田市のことを書く時が来た!!いや、自分次第でもっと早く書けたことは言うまでもない。でも、それでも、この町が好きだ。

      

今回は三田市で登山をしてみました。僕TKCは特に登山が好きで趣味としている訳では無いのですが、過去に富士山に登ったことがあり、それ以降機会があったり誘われたりすると登ったりしています。

今回登った山は・・・

有馬富士!!

登山としては超初心者向けの山です。実は有馬富士、僕が住んでいる家のすぐ裏にあるんです。今までいつでも登ろうと思うと登れたのですが、なかなかタイミングを逃していました。今回は友人が遊びに来てくれたので、山でも登ろうかという展開になり、これはチャンスと思い行ってきました!

   

とても易しい登山ルートになりますので、是非お近くの方は気軽にチャレンジしてみてください。と言ってる矢先に真逆に近い事を言いますが、

★山頂近くは足場が悪いので、少し危険です。

★標高は低いですが必ず登山靴か滑りにくいスニーカーにしましょう。

これは後で写真や解説をご覧いただければわかりやすいと思います。ケガしてガッカリしないためにもしっかり準備をしてから挑戦しましょう!!

有馬富士とは

有馬富士の難易度は?

今回登った山は三田市にあります有馬富士。言わずと知れた三田市民の愛する名山です。すでに書いていますが、超初心者向けの易しい山なので、登山を始めたばかりの方や、女性や子供にも嬉しいレベルではないかと思います。

   

山頂の標高 374m

山頂までの登山時間 約50分

    

標高と登山時間でも簡単に登れるとわかりますが、山頂近くまでは舗装されたウォーキング道なので、実際に土の上を進むのはたったの数分です。後に写真付きで登山道を解説します。

    

登山口は有馬富士公園からがオススメ

有馬富士山麓の敷地内にはピクニックに最適な芝生広場や、子供向けの学習施設もある有馬富士公園という市民憩いの場があります。

有馬富士の登山口は数ヵ所ありますが、一番手軽なのは有馬富士公園内の自然学習センター横からのルートと思います。自然学習センターは有馬富士公園の北側駐車場すぐ近くにありますので、言うならば車から降りればすぐ登山できる環境と言えるでしょう。

なのでまずは有馬富士公園を目指しましょう。基本情報をお伝えしておきます。

有馬富士公園

住所三田市福島1091-2
開園時間9:00~17:00(夏休み期間は18:00まで)
定休日無休(12月29日~1月3日)
入園料無料
駐車場無料
最寄り駅JR福知山線 新三田駅
お問い合わせ079-562-3040
ホームページhttp://www.hyogo-park.or.jp/arimafuji/

▶GoogleMap◀ 

電車で行くには?

電車で有馬富士公園まで行く場合は、JR福知山線の新三田駅で下車。すぐに県道570号線があるので、その道沿いに東に進みます。するとすぐに国道176号線にブチ当たりますが気にせず横断し、県道570号線は上り坂になります。そのままずーーーーーっと頑張って570号線沿いに坂道を歩くと公園入口です。新三田駅から公園入口までは20分~30分程の道のりです。

    

いざ登山開始

まずは駐車場から自然学習センターを目指す

PM2:55 登山開始です。

有馬富士公園の北側駐車場に到着。まずは自然学習センターを目指しましょう。

有馬富士公園 自然学習センター
   

上の写真のオレンジ?ベージュ?の色をした建物です。登山口は黄色の矢印の方向。

と、その前にこの自然学習センターに気になるものが。写真右寄りのグレーの壁に何か見えますね。

   

おしり?

うん。虫のおしり。なんだこれは。実はこのおしりの持ち主を自然学習センターに入れば知ることが出来ます。

自然学習センター クワガタのつよし君
    

なんとミヤマクワガタのおしりでした。デカい。名前はつよし君というらしいです。自然学習センターを建設中に紛れ込んで壁に挟まれ動けなくなったんかな?これは子供が喜びますね。上にも乗れるみたいですよ。

つよし君の奥スペースではモグラ特集が。上のライトにぶら下がってるのもモグラ。巨大クワガタにモグラパラダイス。ここはじっくり見ても面白いかもしれないですね。また来よう。

  

ガーデン階段を下り福島大池へ

今回は雨が心配なので先を急ぎます。自然学習センターを出て、先ほどの写真の黄色い矢印の方向に進みます。立て看板がありますので「ガーデン階段」という方向に進みましょう。少し階段を降りていく感じになります。

ガーデン階段 
  

ガーデン階段にはこのような石柱や石畳の道が続いています。楽しいルートですね。

道中にはこのような自然に関する森のクイズがあります。実は難しい。この問題の答えは確か①番。酸素を作る森林って偉大なのね。

福島大池
    

ガーデン階段を進むと大きな池に出ます。福島大池です。写真正面に見える山が有馬富士です。このテッペンに登るぞ。見た感じ楽勝じゃないか!?

この池沿いにグルっと遊歩道がありますので、今回は池沿いを左に周ります(時計回り)。遊歩道の突き当りにまた案内看板が立っています。左折が山頂方向、右折がまた池沿いに東に進むルートです。迷わず左へ進み、ここからが上り坂。よっしゃ。頑張りますよ!!

登山道は登りやすい

      

登山ルートに入っても、道は舗装されていてとても歩きやすいです。この辺りはまだウォーキングコースでもあるほど。何人かのウォーカーとすれ違うくらいのお手軽レベルのようですね。

途中にはこのようなログハウスのような休憩スペースがありますので、無理しないように自分のペースで登って行きましょう。

山頂へのルートは分岐の度にこのような立て看板があるので安心。結構歩いてきましたが、まだ道は舗装されていて公園の上り坂を登っている感覚しかありません。しかしまだ山頂が見える気配もありません。

更に進んでいると横道に階段が見えました。どうやら山頂にはこの細い道を登っていくみたいですね。奥には地図の立て看板がある広めの分岐点が見えます。先にそちらで情報を見てみましょう。

なるほど。ここはどうやら4つのコースがぶつかる合流地点のようです。

  • 僕たちが登ってきたルート
  • 僕たちとは反対側から有馬富士を周ってくるルート
  • 先ほどの山頂へ続く横道
  • 千丈寺湖の方へ抜けるルート

有馬富士はそこまで高い山ではないので、物足りない中級者・上級者は山頂を登った後に、千丈寺湖をグルっと周るコースを進むのでしょう。

難易度アップ 山頂ゾーンへ

    

さて、先ほどの横道を進み山頂を目指すことにします。ここからは足場の悪い階段状のコースになります。一気に過酷さがアップします。しかしこれが登山。ここからが本番ですよ!

先ほどまで舗装された緩やかな上り坂で甘やかされていたため、少し呼吸が上がります。階段の段差はあまり高くは無いのでこの辺も初心者レベルですね。この階段コースは立ち止まらずに歩いて3分程でしょうか。

更に進むと途中から階段は無くなりむき出しの岩を登る登山道になりました。ううう。汗が出てきます。しっかり足元見ないと危ないです。岩は雨が降ってなくても滑ります。

この部分のコースのためだけにでも、スニーカーか、できれば登山靴があれば尚良いと思います。

というか、安全のために準備は十分すぎて良いくらいですね。一歩一歩、踏み間違えないように進みます。

山頂に到着

山頂は十分いい景色

岩を登る道なりは5分程でしょうか。険しいルートはとても短めです。そこを抜けると…お!!!ついに山頂が見えて来ました。

有馬富士山頂地点
   

時刻はPM3:48。

ついに到達!有馬富士山頂374m制覇!!

374mは全然高い部類の山ではないですが、山頂から下界を眺めると十分の見晴らしです。この三田の盆地を遠くまで眺めることが出来る良い景色です。天気が曇りなのが少し残念。

スタート地点の駐車場も見えます。意外とここから見ると、こんなに歩いて来たのかとも思います。ふーむ。この距離を帰らないといけないのか…。と、少しビビる。休憩を兼ねて10分程この景色を堪能し、雨が心配なのでそそくさと下山します。

違う道を進み下山

下山の方が足場は恐い

下山ルートは登ってきたルートを折り返すのではなく、反対側へ降りるルートを通ることにしました。しかしコチラのルートも山頂近くは岩がむき出し。登るより降りる時の方が滑落する危険度は高いと思います。そして怖さも。

そう考えると益々履いてくる靴は専門の物の方がいいですね。ますます登山靴をオススメします。TKCはお前らにケガしてほしくないんだよ。

岩ゾーンは「わんぱく砦」という名前が付いているみたいです。まさに砦。危ないと思ったら斜面の方を向いて後ろ向きに降りると意外に怖くなく降りれるのでいいですよ。

帰り道もいくつか分岐点があります。スタート地点までは大体方向がわかるので、特に案内看板を見ずに進みました。

ルートを進むとここにもログハウスのような休憩場所が。ここも幾つかのルートの分岐点にもなっているようです。

帰り道はテキトーに進んできたので、どのルートが良いのかわかりません。どうしようかと考えていたら、草むらにもう一つ道っぽいのを発見。方向感覚的にはコッチが最短のような気がしますが、道なのかな??

まぁ、こういう時は行ってみましょう!!!!まるで獣道のようなルートを進みます。

うん。だんだんと人が通った後のような道になってきた!正解っぽいぞ!ん?正解っぽいのか!?ここで雨がポツポツ…。急ぎます。

ちゃんとした小道に出ました。良かったです。更に方向感覚だけを信じて最短と思われる新たな小道へ入っていきます。合ってるのかわかりませんが、方向感覚と時間感覚的には、行きしに通った福島大池に出るハズ。間違いない。

   

軽く迷う

     

なんだここは。

芝生の広場に出ました。なんだここは?思てたんと違う。最初の池に出ると想定していたのだが…。しかし良い感じの広場だな。バドミントンしたいわ。

なんだこの広場は。なんか古代人が描きましたみたいな絵が岩に刻まれてるし。世界観を見失ってしまったのか。

とにかく池に出たい。僕は池に出たいんだ!!ここは自分の方向感覚を最後まで信じるしかない。31年間、東西南北は自分にとって変わらなかったハズだ…。んんんんんん!!!こっちだ!!!!!と、舗装されていない細い道を選択。

      

・・・

・・・・・・・・

             

池に出れました!!!

だいぶ時間がかかった気もしますが、これでゴールは見えてきましたよ。あとはこの池の周りをグルっと進むだけ。雨が次第に強くなってきたように思います。本降りになる前に駐車場まで行けるといいですが。。。

池の周りにも芝生の広場。おそらくここは駐車場から近いと思われるので、ピクニックには最適かもしれませんね。またお弁当持って、ビニールシート持ってくつろぎに来たいものですねぇ。

  

有馬富士公園 キツネの巣穴 再現
    

帰り道には学習センターが近いせいか、様々な学習設備があります。こちらはキツネの巣穴を人間大に再現したものです。こんなん道沿いにあったら入るしかないじゃないですか。雨もどんどん降ってきてるのに。

中はこんな感じ。迷路みたいになっていて、子供はきっと喜ぶでしょうね!!

このキツネの巣穴以外にも、きのこの栽培宿や水辺のビオトープなど、自然を学べる設備が広大な公園内にいっぱいあります。楽しみながら知識を学べる良い所。自然を身近に感じれる良い所。有馬富士公園は良い所!!

自然学習センターにカムバック

   

有馬富士公園 自然学習センター 
   

さて、見えてきた階段を上ると、行き道登山口へ進んだ自然学習センターの入り口に出てきました。ようやく帰ってきました。振り返ると有馬富士山頂がこっちを見ています。あそこから帰ってきたかと思うと改めて長い距離を歩いた実感が出てきます。

  

つよし君のおしり
   

雨が本降りになってきました。クワガタのつよし君のおしりも雨に濡れています。さようならつよし君。と、おしりに挨拶をして車まで急ぎます。時刻はPM5:00ジャスト。

これにて山頂までの登山終了!!無事に帰ってこれました!

コースを振り返る

まとめるこんな感じ

さて、以上で有馬富士登山は終了です。今回は有馬富士公園駐車場まで車で向かい、自然学習センター横から、ガーデン階段を通り福島大池沿いを通り山頂へ。山頂から芝生広場を通り、また福島大池を時計回りで帰ってくるルートでした。

途中にあった公園MAPに通ったルートを赤い線で記すとこんな感じ↓↓

明らかに山頂からの下山ルートを、だいぶ遠回りしたようですね。笑

やはりログハウスの休憩所からの獣道が余計だったようで、行きの登山道近くまで無駄に寄り道してしまっていたようです。ちゃんと立て看板の地図を見ながら最短ルートを見て下山していれば雨に濡れることもなかったのでは…?笑

    

距離測定サイトで通ったルートを検索しておおよその距離をだしてみました。結果、今回のデータとしては、こうなりました。

スタート地点から山頂まで  距離:約2,155m 時間:53分

山頂からスタート地点まで  距離:約2,932m 時間:1時間12分

スタート地点からスタート地点まで合計すると

距離:約5,087m 時間:2時間05分

パチパチパチ!お疲れさまでした。まぁ距離も時間も初心者にはちょうどいいくらいではないですか!?登山道の坂傾斜もキツくないし、道も歩きやすいし、オススメです。

   

春になったらお花が綺麗でしょうし、夏には新緑が青々、秋には紅葉が美しい。今回は冬だったので日ごろの運動不足には良い気候。

登山口近くまで車でも行けるので、芝生広場でピクニックついでも良し、自然学習センターで勉強がてらでも良し!

みなさんも有馬富士登山、お手軽なので気が向いたらぜひ!!!

Yes!TKC!!

※いたる所に「マムシ注意」の看板があったので、夏場は注意しましょう!!