初心者オススメ!三田市の名峰 羽束山登山に登ってきた!!

それはまだ、世界が変わる前の話。
宣言など出されていない、混乱などしていない社会。
都市も人も、少しだけ元気だった世界。
隣の人のことを、まだみんなが信頼していた時代。
そんな、ほんの1ヵ月前の三田市が舞台です。
春のある日、北摂里山街道を東の方角に走行していた所、山の手にピンク色の塊が見えました。訪れてみるとなんと立派な桜並木。

その桜の様子はコチラからどうぞ↓↓
オススメ!穴場!三田市で桜を愛でるならこのスポット~お花見編~
桜並木を上まで上がった駐車場の端っこに、登山口の案内看板を見つけました。見つけてしまったのかもしれません。
思い立ったが吉日。スニーカーでしたし、登ってみることに。
調べるとこの山は羽束山(はつかさん、はつかやま)というらしく、そんなに高くない初心者向けの山のようです。
今回はふと偶然訪れ、フラッと登ってみた羽束山登山をご紹介したいと思います!!
羽束山ってこんなとこ
羽束山のデータは
どうやらこの山、羽束山と羽朿山という表記があるみたいですね。まぁ、どちらでもいいっぽいですが。
気になる山頂の標高は??
山頂の標高:524m
前回記事にした有馬富士が374mなので、50mほど高い山ですね。しかしまだまだ初心者レベルの高さです。安心安心~。
先にスタート地点から山頂までかかった時間をお伝えしておきます。
山頂までの時間:25分
短!!!有馬富士よりシャープです!サクッと登れるのでお手軽ですね!
そんな前回の有馬富士登山の記事はコチラ↓
初心者オススメ!三田市の名峰 有馬富士登山に行ってきた!!
登山口までの行き方
今回、登山口までは車で行きました。三田市でも山奥の方にあるので車をオススメします。
新三田駅から有馬富士を抜ける県道570号線を進むと、山を下り切った辺りでそのまま県道68号線となります。この道は北摂里山街道と呼ばれる猪名川の方面へ抜ける道です。
少し走っていると、左手に「⇐羽束山」「⇐香下寺」という道路看板があります。他に目印が無いので気を付けて。この道沿いに湖が見えたら行き過ぎです。引き返しましょう。ナビに香下寺を入れたら一発OKかな?
香下寺
住所 | 三田市香下1029 |
駐車場 | 無料 |
登山コースはこんな感じ
まずは桜並木の坂道を上って香下寺へ
さてここからは早速、実際の登山コースを見ていきたいと思います。

この美しき桜のトンネルの坂道を登ります。登った先に香下寺の駐車場があります。

文字が薄れていて見にくいですが、羽束山登山口と書いています。駐車場から10mで登山道入り口。三田市最短登山口賞を授与します。

登山口を進むとすぐに古き良き建物があります。斜面に絶妙に石垣を組んで建ててますねぇ。匠の仕事です。

門…のような。こういう造り、いいですねぇ。たまらんです。
なんか、フリーで使用できる竹杖もありますね。ってことは何か、険しい山なのかい?

階段の先は神社のようです。香下八王子神社というらしいです。山を守っているんですねぇ。ありがたや。

さて、道に戻り本格的に登山スタート。登山道脇は木の柱が何本も立った、映画に出てきそうな風景が広がっています。具体的な映画名はわからんが。

登山道はこんな感じ。岩の階段って感じです。山頂まで通してもこのような階段の足場がほとんどなので、登りやすい方だと思います。

ん。十丁…??
なんだこれ。登山道脇にある石に文字が刻まれてる。まぁいいや。続きを登ろう。

八丁…。
もしかして九丁もあったのかしら…。まぁいいや。続きを登ろう。

七丁…。
なるほど。山頂までのカウントダウンだなこれは。望むところだ。

山には所々お花も咲いていて見ていて楽しい。しかし、花の名前は知識が無さ過ぎてわからない。ヤマツツジっていうヤツかしら?
中間セーブポイントの石碑
雰囲気的に中間セーブ的な場所に出ました。ここでセーブしておけば山頂まで辿り着けずゲームオーバーになった時もここからロードできます。おそらく。

どうやらこの場所から、右と左で別の山に繋がっているようです。木にくっついている案内板には
羽束山⇐ ⇒甚五郎山
と、なっています。フーム。これは悩ましポイントだな。しかし今日は羽束山登山口の看板を見つけて始めたいきなり登山だから、ここは羽束山だ!左折!!左折!!!

この中間セーブポイントを振り返ると、六丁の刻印。
山頂はつまり0丁な訳だろう?まだまだだな。先を急ごう。

ここからは少しの間、平坦な土の道。良い道だ。

五丁!!!!
よしよし、いい調子。少し疲れてきたけど。

すると、なんだかドンキーコングのステージのような足場に!!
3面か4面の、もりのかくれが的な!!!わかる人にはわかる。それでいい!

いいねぇ!いいねぇ!!ウホウホ!!!ずっとこの足場なら幸せなのに!!!
はぁ~。脳内にドンキーのBGMが聞こえてくる…。懐かしい…。

ドンキーコングを通り過ぎると、また岩の階段になります。
少し進んだ所には、紐で見えづらいけど山頂まで450mの文字。まだあるんだか、もうすぐなんだか。

4丁。
この丁のヤツ探すん楽しい。

祠のあるもののけ姫スポット。苔と長寿の樹木達がいいですなぁ~。

けっこう登ってきました。あと200m。山菜採取は厳禁だとさ!!!

三丁。
もう少しだ。いや、中間セーブスポットから考えると半分登って来ただけか!まだまだやな…。

二丁。なんか雰囲気変わった??
丁の石、ここに来てイメチェンしてきました。クラスメートが髪型変えてきた時の感覚と同じ。

二丁アゲイン。。
どうやらさっきの二丁はフェイクだったのか!!みなさんも偽二丁にはご注意を!!いや、特に何も迷惑なことは無いのだけど!!!

来ました!山頂まで100m!!!タバコのポイ捨てなんて言語道断!!!絶対ダメよ!!
まだあと100mもあんの!?と、思ったのも束の間の羽束山。

一丁。ついに一丁。
山頂も目前だ。

臭いでわかるぞ。山頂が近い!と思った矢先、進んだ目の前に分岐点が。
左の展望台がおそらく山頂でしょう。ってことはまずは右に行ってお堂を観よう。

荘厳じゃなぁ…。
妖怪でも出そうな奥ゆかしさを醸し出しています。
苔がいいよねぇ~。僕はおそらくこんなに苔に惹かれるなら盆栽でもした方がいいんだろうな。

鐘もあります。一突きさせていただきますね。
ごぉ~ん。ごぉ~ん。

ふむふむ。こっちの小道を降りていくと木器バス停に着くのね。
って、バス停の表示早すぎん?ここまだ山頂近くやぞ。
ついに山頂へ
さて、先ほどの分岐点まで戻って山頂へ向かいます。

このムードある石垣の横を通り抜けていきます。山頂に近づいていく実感があります。

石垣は神社のものでした。山頂にある羽朿神社です。こんな山頂に鳥居を立てて…。すごいな。人間。

そして展望台の方へ。ゴロゴロ転がった岩の道を進んでいくと…

ででででででーーーーーん!!!
とうちゃーく!!!!
ここが山頂。羽束山の頂点です。

展望台からの景観は最高。遠くまで見渡せます。三田を囲む山々と、麓の民家から遠くの市街地まで、有馬富士や有馬富士公園も見えます。
気持ちいい!!!!
山頂には人が2人。後から親子が一組。登ってくる途中でもすれ違ったのは2組ほどでした。そんな感じでそこまで賑わう人気のスポットではないのかな??
その分、まったり出来ますねぇ。

しかし登山コースは登ってきたルートと、さっきの木器バス停看板の小道だけでしょうか。どうせなら違う道を通り駐車場まで帰りたいですね。木器バス停の道はおそらく山の反対側に降りてしまうので、別の道ないかしら。
山頂にいた、「え、そんな格好で山に登るの?」というベテラン農協職員のような出で立ちのおじさんに、別ルートがあるか聞いてみました。
「おぉ。ここ真っ直ぐ通り過ぎたら別の道があるよ。少し急やけどロープとかあるから大丈夫や。」
おじさん親切にありがとう!行ってみます!
展望台をそのまま通り過ぎ細い小道を行きます。

いいですねぇ。この極端に細くなった小道。冒険してるような感覚になります。

道無いやん。
立入禁止やん。

ギリギリに立って先を覗いてみたけど、道のようなものは見受けられません。崖のように見えます。危ない。
その時気付いたんですよね。
実はあのおじさん…。この山に住む、僕だけに見えていた妖怪だったんじゃないかって…。
僕のような登山客を、この危ない崖の方に誘導し滑落させ命を落とさせる…。
その魂をすすって何百年も生きているこの羽束山に巣くう妖怪…。
キャーーーーーーーーーー!!!
チャララララ チャララララ チャララララッチャチャララララ~(世にも奇妙な物語のBGM)
はい。引き返して元のルートで下山しますね~。
登山は降りる時の方が危ない。安全に安全を重ね、一歩一歩踏みしめて、特にトラブルや記事に出来そうな面白い事も無く降りてきました。

ん。スタート地点すぐにあった、神社の前にある門のような建物。その横に写真では見にくいですが十二丁の文字が…。
どうやらヘブン(山頂)までのカウントダウン(距離の目印)はウィズインマイハート(始めの地点から親切に案内があった)だったんですね。
とりあえずただいま!!
素人でも出来る簡単な登山です
という感じで登って降りて1時間ちょっとの簡単なコースです。登山道は途中で特に登りにくいポイントも無く、険しい足場も特にないです。
でも滑ってケガしたら嫌ですからね、最低でも靴はスニーカーで行きましょう。登山靴があればもちろん尚良いです。
今回は香下寺の駐車場をお借りしました。無料ですが、参拝がてらにお賽銭くらいはしましょうね。

後々調べてみると、ここ羽束山の山頂には南北朝時代のお城があったようです。香下城といって羽束山から甚五郎山の峰に建城されていたようです。
特に山頂付近にも登山道途中にも、素人目には城跡のようなものには気付きませんでした。専門知識の高い人が見ればわかるのでしょうかね!?
そんな歴史の跡も勉強しながら登るのもいいかもしれません。
初心者や家族連れ向きの登りやすい山。皆さんも丁の石を探しながら羽束山登ってみてはいかがでしょうか!
ではこのへんで!
Yes!TKC!!
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