【風雲竹田城】竹田城から雲海を見下ろす編~車中泊一人旅~

【風雲竹田城】竹田城から雲海を見下ろす編~車中泊一人旅~

人は絶景に引きつけられる。

冒険したい時、興奮している時、愛しい気持ちの時、悲しい気持ちの時。

絶景に引きつけられ、惹きつけられるのかもしれない。

  

兵庫県には絶景が多数ある。そんな数多ある絶景の1つ

風雲 竹田城

兵庫県朝来市。大自然の山間にこの絶景はある。僕はこの絶景にここ最近とりつかれている。

  

これはただただ竹田城が素晴らしいと伝える記事。

そう、ただただ竹田城で最高のシチュエーションを経験した自慢をする記事。

特に朝来市から何か貰っている訳ではないけど。ただただ朝来市に貢献する記事。

今回は竹田城雲海トライ3回目。もう先に結果言っちゃう。

最高の雲海が見れましたよー

こんな感じの絶景と出会うことができました。他にも撮れた絶景写真をたくさん載せていますのでぜひ見ていってください。

もしよければ、前回と前々回訪れた記事のチェックもお願いします。

第1回目にチャレンジした記事はコチラ↓

【風雲竹田城】雲海を 立雲峡から観光する編 ~車中泊一人旅~

第2回目にチャレンジした記事はコチラ↓

【風雲竹田城】黄金に輝く城を見た編~車中泊一人旅~

と、まぁ今回は記事にするまで1ヵ月以上かかっていますが…。その絶景をとくとご覧あれ!

ちぇけらぁぁぁぁぁぁああ!!

雲海リサーチと初ルート

早朝入城できる期間は限られている

ラストチャンスだった。

竹田城で雲海が見えるシーズンは限られています。1年の中で9月~11月がベストシーズンとされています。このシーズンに合わせて竹田城の入場時間は変更されます。

この期間は朝の4時から開門し、ライトアップされた竹田城を間近で観光することができます。そして竹田城の中から日の出が見れるのです。

前回訪れたのは1週間前。そして明日が11月最後の休日、11月29日。本当にラストチャンスなのだが、雲海が出る確率は…??

見込み薄…。気温も不良。雲海予報としては出ない確率の方がうんと高めです。

これは『朝ツイ』さんという兵庫県朝来市・養父市を盛り上げようというグループの方々が作ってらっしゃるサイトです。

別サイトも見ておきましょう。期待を込めて…。

「出るかも」…かぁ。微妙ですね。

まぁ「出ないだろう」よりはマシかな。

こちらは『あさぶら』という朝来市ポータルサイトです。ぜひ参考に!

さて、この2つのサイトどちらでも雲海が出る期待は薄いですが、ラストチャンスですから行ってみることに決めました。

前回は雲海がほぼ見れそうという予報でしたが、実際朝になると風が強く雲海は現れませんでした。

雲海は気まぐれ。簡単に予報を裏切ります。出会うにはが必要です。今回は大逆転を信じて行ってきます!

登城は初めてのルートで

またしても車中泊を敢行するため前日夜に出発します。2時間弱で朝来市に到着。

前回の登山コースは竹田駅の裏手の登山道から出発しました。少し険しいルートでした。

今回は逆側の西側から登るルートにします。今回の出発地点に選んだ場所はここ、山城の郷という道の駅のようなスポットです。

もちろん真っ暗。一番乗りで誰もいません。

倒した後部座席に寝袋を広げ、数時間眠ります。開城は4:00から。竹田城まで登山は40分程みたいなので3:00に起きましょう。起きたらすぐに出発しますよ。

おやすみなさい。

  

ピピピピピピ

 

目覚ましのアラームが鳴りました。速攻起きて用意します。

車から出てみれば車がいっぱい。登山口にはガードマンがいらっしゃっいます。なななんと、3:50から開門だってさ。それまで待ちます。

  

3:50になりました。ガードマンの前に仁王立ち。僕だけです。笑

さっそく竹田城まで登山開始。道はアスファルトで舗装されていて、なだらかな道なので歩きやすいです。体力に自信のない人にはオススメ。少し速足で急ぎます。

街灯は無いので真っ暗。懐中電灯は必須です。一人でこの道を行きます。前にも後ろにも人はいません。途中から霧も出てきてとても怖い。

  

ひたすら歩き続け、中間ポイントのバス停や管理者駐車場等を通り越し、25分ほどで収受棟へ到着。だいぶ時間を縮めました。

その甲斐あってか、入場券を買うとなんと…

1番目!!!

2020年11月29日に、一番最初に竹田城に入ったのはこの僕です!

まぁ、スタッフの人を除くと…ですが。そんな夢の無いこと言わないで!!

さっそく竹田城独り占めタイムを堪能します!!!

うひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!

早朝ライトアップ

AM4:15。城内は完全に1人。城内を走り回っていろんな角度から、ライトアップされた竹田城を楽しみます。

ほれ

ほーれほれ

美しすぎます。どの角度から見ても美しすぎる。

この時間に来ることでしか見れない、バスが運行する時間では見れない、自力で登山しないと見れない、そんな美しい光景です。

さて、そろそろ後続の方々が現れるかな?その前に1番目に入場した人間の特権、日の出を見るベストポジションを確保します。

今回は竹田城で最も高台である本丸の天守台を陣取ります。一番人気スポットです。さて、あとは日の出をじっと待つだけ。

ただただ待つ。2時間半ほど…。

雲海出現 ご来光までを写真で

気になる雲海はこの時点では微妙でした。登山の途中から道が霧がかってきたので期待していましたが、城に到着した時点では雲一つないクリアな景観でした。

前回同様少し風が強く、雲海の粒子を吹き散らしてしまいそうです。

さてさてここからは太陽が昇るまで、写真で時間経過を載せていきたいと思います。

一緒に日の出を待っている気分になってください!

AM4:38 霧がかる

うっすらうーっすらと霧がかっていますが、遠くは晴れていて雲海とは言えなさそう。ただ、霧の中の竹田城もバツグンにカッコエエですね。

風が強いです。風と風に乗った霧が僕の体を通り抜けていきます。体温をじわじわと下げていって寒い。ひたすら寒い。

AM4:49 まだまだ暗い

風は徐々に徐々に弱くなってきている気がします。風が弱くなったので霧だか雲だかが流れずに留まり、下方に溜まっていっているような嬉しい現象が。

これはもしかしてもしかすると期待できるのかも!

AM4:51 視界が良好に

たったの2分でお城周りの霧が消えました。お城の下方に溜まっていて風もほぼ無風に。このまま、このままの状態でいってくれ…!!

さて景観はここから少しの間膠着状態に。少し時間を進めましょう。

AM5:23 隙を見て別角度から

5時半前になってもまだ真っ暗。

意外にもこの天守台には人が少なく2、3人しかいません。絶好の場所を奪われる心配も無いのでチャンスと思い、スタスタと別角度の竹田城を観に行ってみます。

やっぱり凛々しいですね!

そして霧から少しずつしっかりとした雲海になってきたような!!これは予報から大逆転!期待できそうです!!

AM6:04 雲海の向こうに光が

本当にしっかりとした雲海になりました!!

そして向かいの山々の向こうに朝の光で空が明るく見えてきました。風も無くベストな状態。

日の出まではあと1時間ほど。この状態でいてくれ朝来市!!

AM6:08 夜明け前の西ノ丸

視界が少し明るくなったので西ノ丸の景観が見えました。やはりこの場所はいいアングルですね。明るくなるにつれてどんだけカッコよく写るのか!

AM6:37 光がだんだんオレンジに

東の空は日の出が近づきオレンジ色が濃くなってきました。この頃になると人も増えてきて大勢の人がご来光を待ち侘びています。

雲海も散ることは無く更に濃くなっていきます。このままおそらく日の出まではもちそう。

本当に神秘的な景色です。

AM6:56 視界はもう明瞭

日の出まであと数分です。夜明け前と言える最後の風景。太陽は見えてませんがバッチリ明るいです。

遠く向こうの方まで雲海が続いています。竹田の城下町はもう雲海で見えません。それほど濃く、良い雲海になっています。奇跡です。ついてます。

そしてついに…

AM7:04 日の出

ついに太陽が見えました。空は快晴。強いオレンジの光が差しました。

太陽のオレンジと空の水色と雲海の白。これこそ兵庫県が自慢できる絶景です。

雲海は今は少し上の方が風で散っていますが分厚い雲海ではあります。しかしこの散った雲海部分に太陽の光が反射して…

こんな素敵なグラデーションになりました。雲海がオレンジに染まって燃えているよう。幻想的!

だんだん太陽が全身現れるにつれ目の前が真っ赤に!これはまるで火事です!誰かー!消防車呼んでー!!

雲海が立ち込める中、太陽が昇り切りました。僕の心も太陽でポカポカ。

ではこの場所を離れ、いろんな角度から朝の雲海に包まれた竹田城を散策して楽しんでみようと思います。

色んな竹田城を色んなアングルから

凄まじく美しい。雲の上にお城。向こうには朝日。朝日ってこんなにも眩しいけど直視できるもんだな。

うっす。では散策するっす!!

上の方に舞っていた雲海が少しずつ晴れて、下の分厚い雲海布団だけになってきた。そして竹田城もオレンジに色付いてきました。こりゃ前にも見た黄金のお城状態。

日の出からは意外と太陽が昇るスピードが速いと感じます。急がなくちゃ!

うーん。これこそ風雲感あるアングル。向こうの山からはどのように見えているのかな?きっと向こうからも絶景なのでしょう!

  

ずーーーーっと向こうの方も雲海。最高のロケーションです。

これは「天空の城」とか「ラピュタ」とか呼ばれる理由がわかりますね。雲海って言葉は本当にピッタリで、雲の海、そのままです。

 

さっきまで居た天守台を下から。自己満足ですが良い写真が撮れた。気がする。そうでもないか。

でもスマホではなく良いデジタルカメラとかだともっと美しい感じに撮れるんだろうな!買うか!?良いデジカメ今年は買うか!?それは乞うご期待!

   

わーお。哀愁の角度。この石垣の感じ。たまらーん。

反対側の西方面を見てみますと…

わかりますかね!?。この写真の真ん中辺りうっすら虹が見えますか…?これ実際にはハッキリバッチリ見えたんですが、写真で見るとわかりづらい。

悔しい!!僕、悔しいです!!!あーーーー!とても良いカメラが欲しい!!


そろそろ下山

よし。歩いた。疲れた。でもこんな景色の中歩き回れるのは贅沢ですよね。

下山ルート中も最後まで竹田城を楽しみましょう。うししし。

時間は8:00。太陽も結構上に昇り、オレンジタイムは終了しています。

今日もいい天気。まだまだ雲海は消えていません。おそらく立雲峡からも今日は良い景観が見れているんではないでしょうか。

下山は西ノ丸の端から降りていきます。上の写真の左端辺りからです。まずは反対側へ行きますよ。

遠く向こうの方の雲海もまだ健在の様です。何時まで雲海あるんやろ…。

西ノ丸にあるこの木。前回もカッコいいなと思ったけど今回もやはり素晴らしい。庭にぜひ欲しい。あ、僕ん家には庭無かったわ。

しっかり竹田城を目に焼き付けて雲海の中を降りていきます。帰ります!

  

5分程坂を降りるとすぐに舗装された登山道へ繋がります。

行き道は真っ暗でしたが、明るくなりとても整備された歩きやすい道だったことがわかります。道幅が広いですし歩きやすいです。

ぷらぷらと景色を見ながら30分程歩き、出発地点の山城の郷まで帰ってきました。今から登るであろう人も多く、車はいっぱい。

これにて僕の竹田城チャレンジ3回目は終了です。

ありがとう竹田城

満喫しました竹田城。竹田城に訪れたのは3回目。雲海が見れたのはこれが2回目。

今回は事前のネット予報で雲海が見れる可能性は低かったですが、結果は大逆転の最高雲海デーでした。

やはり予報は予報。100%の正確なものではないので、希望を捨ててはいけません。また逆も同じことで、いくら予報が良くても見れない時もあります。前回の僕はそうでした。

必要なのは運ですね。

あと伝えたいことはあなたにとって世界に存在する最高のレンズは、あなた自身の目です。

僕のこの記事で写真をいっぱい見てくれてありがとう。でも生で見る景観はこんなもんじゃないくらいの美しさです。

写真では伝わりきらない世界がそこにはあります。

竹田城へ行きましょう

みんな。もう一度言うわよ。竹田城へ行きましょう。

ぜひ。ぜひ!!!!

まだまだ竹田城の素晴らしさを伝えたい僕ですが今回はこの辺りで終わり。次は番外編。僕が行った竹田城付近のモーニング特集書こうと思います!

そちらもぜひ見てくれたら嬉しいです!どうもありがとう!

Yes!TKC!!!